第3章 デートをしよう
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ふぅっと息を吐いてシヴァは組み敷いているユーリを見下ろす
ぐったりして意識を失っているようだった
「また無茶をした…」
少し萎えた男根を抜くと、蜜壺からこぽっと白濁した液が溢れ出す
出しすぎた、という自覚はあるが止められなかった
それどころか無防備に足を開いているユーリを見ていたらまたしても興奮しそうになる
「んん…シヴァ…さまぁ…」
寝言ですら可愛いユーリに嫌われたくなくて、シヴァは丁寧にユーリの体を拭いてやる
そして予備にといくつも置いてある下着をクローゼットから取り出すと、きちんと服を着せてやった
シヴァ自身も身を綺麗にし、軍服を着こなす頃には、既に昼休み終了から三十分は経過していた
幸い、誰かが訪ねてきた様子はない
シヴァはユーリにマントをかけるとおでこにキスをする
きっとユーリは起きたら潤んだ瞳で怒るに違いない
そしてそれが可愛くてきっとまた抱いてしまうのだろう
長年片思いだったこの恋が実った途端、歯止めがきかなくなっていた
恐らくユーリの体に負担をかけているだろう
それでも抑えきれないのだ
だからこそ、シヴァは一生手放すまいと誓い、ユーリに金色のピアスを付けるのだった―――