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僕は女の子になりたい【R18】

第3章 デートをしよう



それからしばらく談笑して、二人は満足そうに帰って行った

ユーリとしては恥ずかしくて少し疲れたような気もするが…


「シヴァ様、コーヒー淹れなおしますね」


先ほどのコーヒーは吹きこぼしてしまい手付かずのままだった

そのため午後の仕事前に一杯と思ったのだが


「…っ、シヴァ様?」


控え室に入った途端、不意に後ろから抱きしめられ、硬直する

シヴァの腕がお腹をおさえ、反対の手はユーリの長い髪を避けると、完全に無防備な状態となった

首にキスをされ、ユーリの体がピクンと反応する

それに満足したのか、シヴァが小さく笑うのがわかった


「シヴァ様…あの、ここじゃ…ダメです」

「わかっている。いつ人が来るかわからないからな」

「な、なら…っ!」


ちゅっと音を立ててキスをされ、耳まで攻められているようだった

チクンとした痛みと共に吸われれば、ユーリはとろけてしまいそうになる


「シヴァ様…ダメ…です」

「わかっているが、しょうがないだろ」


シヴァはユーリを振り向かせると、潤んだ瞳を覗きこむ

そして唇を重ねた


「んんっ…あっ…」

「そんな声を出すな」

「んっ…」


カチャッと音がして、ユーリはシヴァが鍵をかけたのだと認識する

それと同時に火が点いたみたいに体が熱くなった


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