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僕は女の子になりたい【R18】

第3章 デートをしよう



「まぁ。相変わらずのイチャイチャっぷりね」


サラが呆れたような声を出す

そう言えば昔、何度かシヴァに「お前は俺のものだ」と言われたことがあった

当時は俺の部下と言われてるつもりだったし、自分だけが特別な気がして深くは考えてこなかったが…


「俺がどれだけ虫除けに苦労してきたと思っているんです」

「知ってるわよ。ユーリに近づく男を手当たり次第蹴散らしていたことくらい」

「必要とあらば女も排除してきました」

「あらやだ。そんな男が隊長だなんて。この国は大丈夫かしら」

「平気でしょう。ユーリが絡まなければ俺は何事にも平等に対処できてますから」

「……まったく。誰に似たのかしらね」


シヴァの腕の中、繰り広げられる会話にユーリは耳を疑った

先ほどの会話といい、今の会話といい…

これでは本当に昔からシヴァとユーリがカップルだったみたいな話だ

猛烈に恥ずかしくなり、ユーリは両手で顔を覆う


「まぁいいわ。それより、これ。頼まれていたものよ」


そう言ってサラが置いたのは小さな手のひらサイズ程の箱だった


「郵送で構わなかったのですが」

「だめよ。こんな重要なもの。他人に任せられるわけないでしょう」

「そうですね。確かに受けとりました」


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