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僕は女の子になりたい【R18】

第3章 デートをしよう



「やだわ。シヴァったら、物騒ね。ユーリに用があったのよ。悪いかしら?」


サラは扇子で顔を隠すと不満そうにシヴァを睨み返す

何故か喧嘩腰の二人にユーリはハラハラした

とりあえずコーヒーを淹れよう


ユーリは慌ててシヴァの為にコーヒーを用意するが、それが出来上がった頃もまだ二人の言い合いは続いていた

ドーノンはサラに相づちを打つくらいで積極的に参戦はしていない


「シヴァ様、落ち着いてください」


ユーリはシヴァをなだめるように隣に座った


「そうよ、そうよ。あなたは昔からネチネチして。ユーリの事も毎晩そうやってしつこく抱いてるんじゃないの」

「ぶっ!!」

「まぁ、汚い!」


サラの発言にコーヒーを吹き出したシヴァ

こんなシヴァを見るのは初めてだった

しかし、サラの指摘内容が一番恥ずかしい


「母上には関係ないでしょう」


シヴァは口元を拭うとユーリの腕を引いて横抱きにする


「シヴァ様!?」

「ユーリは俺のものです。それにユーリが俺を受け入れてくれてる。何か問題が?」


そう言ってユーリのおでこにキスをする

ユーリはまたしても顔から熱を出すのだった


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