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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



「勝手に私の店を潰して!ふざけるんじゃないよ!」

「なら許可を得ればいい。ちゃんとした手続きと、一定額を払えば誰でも店は出せる」

「その金が無いから自分で店を出したんだって何度も言っただろう!!」

「街には秩序が必要だ。勝手な事をするやつらが増えれば街からは秩序が失われる。俺たちはそれを阻止しなくてはならない」


淡々と答えるシヴァに魔女の怒りは頂点に達したようだ


「なに言ってんだ!!あんたなんか女を侍らせて仕事をしてるじゃないか!そんなことが許されてたまるか!」

「……へ?」


間抜けな声を出したのはユーリだった

魔女と目が合っていたため、驚いてしまう

と同時にショックを受けていた


女を侍らせてって言われた…


思わず項垂れる

女と間違えられるのは慣れっこだったが、シヴァが女を従えて仕事してると勘違いされるのは嫌だった


「勘違いするな。こいつはおと…」

「うるさい!こうなったらお前を男に変えてやる!!」


魔女が騎士を振り切り叫ぶ

意味がわからず立ち尽くしたユーリに魔女は杖を向けた

そして何か呪文のようなものを叫ぶと、辺り一面が光に包まれる

眩しくて目を瞑ると


「ははははっ!!性転換の魔法だ!!騎士ばっかりいい思いなんてさせないからな!!」


光の中、魔女の笑い声だけが響いていた


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