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僕は女の子になりたい【R18】

第2章 魔女の逃亡



「とりあえず脱がすわね!」


爛々と目を輝かせたレイラに服を剥ぎ取られる

抵抗しても無駄だと悟ったユーリはされるがまま…のつもりだったのだが…


「レイラ?」


目の前のレイラは固まっている

そしてその視線はユーリの胸に釘付けになっていた


「…レイラ、何かおかしい?」


昨日と何か違うのだろうか

そんな不安から自分の体を見下ろす


「はぁ…違うのよ。シヴァ様の手の早さにちょっと驚いただけ」

「えっ?」

「コレよ、コレ」


胸をツンと指で指される

そこには赤い花びらが散っていた


「アザ…?昨日も今朝も無かったのに」


胸元にいくつものアザ

今朝、男の体にはそんなものが無かったため、いつぶつけたんだろうと首を傾げる

するとレイラはまたしてもため息を吐いた


「ばかねぇ。それはキスマークよ」

「なにそれ??」

「簡単に言うと、俺のものだっていう男の醜い主張ね」

「俺の…もの…?」


首を傾げたままのユーリにレイラは続けた


「つまり、ユーリは俺のものだから誰も手を出すなって言ってるようなものよ。よく見たら首にも付けられてるじゃない」

「えっ…えっ!?」

「あんた達、デキてるって噂は本当だったのね」


レイラの呆れ顔とは対照的に、ユーリの顔は真っ赤になる


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