第2章 魔女の逃亡
それから、どれだけ突き上げられたのかわからない
蜜壺の最奥を攻めるソレは、衰えを知らないかのようにユーリを悦ばせ続けていた
汗をかき、涙を溢しながらユーリはシヴァを求める
その口から漏れるのは熱い吐息と甘い声
溢れた蜜は大きな染みを作っていた
なりふり構わず喘ぎ続けたユーリは
「……っ、あぁっ!」
ビクンと大きく身体を仰け反らせ、絶頂に達する
しかしその余韻に浸る余裕も無いまま、痙攣するユーリをシヴァは情熱的に攻め続ける
「シヴァ様っ…、だ、ダメっ!も…もう…!」
「くっ…まだだ。まだイケるだろ…!」
「そんな…っ」
昨夜に比べれば達した回数は少ない
それでも強い刺激に変わりはないのだ
誰か来たらどうしようという不安はあるものの、またいつ男に戻るかわからない女の時間を優先したい気持ちが強くある
「…シヴァ様っ」
またしても全身がゾクゾクとした
息が更に荒くなり、呼吸が乱れる
この感覚には抗えない
そして次に何が起こるのか十分理解していた
「はぁっ…イクぞ…!!」
「あっ…一緒にっ!あ、あぁっ!」
ユーリの身体が跳ねるのと、シヴァが白濁したモノを吐き出すのは同じタイミングだった