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僕は女の子になりたい【R18】

第2章 魔女の逃亡



またしても体が女になっていた

シヴァを見上げると、彼も驚いたように目を見開いている


シヴァに見られている


そう考えただけで身体中が熱くなり、心臓がバクバクと悲鳴をあげた


は、恥ずかしい!!


昨夜、あんなにも乱れたというのに、はだけた胸を見られるのが恥ずかしく、ユーリは両手で胸を隠していた


「…ユーリ」

「み、見ないでくださぃぃぃ!!」


ユーリは逃げるように控え室へ飛び込むと、勢いよくドアを締める

もちろんシヴァが無理矢理入ってくることは無かったが、ドア越しに声がかけられた


「ユーリ」

「……はい」

「体、平気か」

「…はい。昨日と同じで…特に何も…」


そう、特に違和感はないのだ

これは魔女がすごいのか、魔法そのものがすごいのかわからなかった

性別が変わっているのに、まるで生まれた時から女だったかのように違和感が無い


「そうか。一晩で解ける魔法じゃなかったのか…」

「そのようですね…」


ドア一枚隔てての会話に、ユーリはとても淋しくなった

自分から逃げ出したくせに、もうシヴァの顔が見たくなったのだ

それだけではない

触れて欲しくて

昨夜みたいにキスして、抱いて欲しい


こんなにも身体がシヴァを求めて止まないのだ



…もちろん、そんなことは口に出来ないが


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