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僕は女の子になりたい【R18】

第2章 魔女の逃亡



仕事が始まると、今日はやけにシヴァの元を訪れる人が多かった

先日提出された書類の内容の確認や、武器の在庫数についての報告、第一部隊の管轄の情勢について等々

いつもならここまで人が来ないのだが、おそらくユーリを見に来たのだろう

だが、残念ながらユーリは男に戻っている

皆がっかりしたように帰っていった


そんな事もあり、午前中はあっという間にすぎていった


「今日はどちらで食事をされますか」

「食堂にする」

「わかりました」


午後は訓練のため、食後にそのまま向かうのだろう

二人きりの食事は気まずいから、食堂での食事はありがたかった


「では、僕はここを片付けてから向かい…」


言葉途中に、手元の資料がバサっと落ちる


「ユーリ?」

「あ…くっ…くるし…」


急な胸の苦しさに息が出来なくなる

立っていられなくて床に膝を着くと、脳裏に昨日の光景がフラッシュバックした


この苦しさ…まるで昨日と同じ…


そう思った時、胸元のボタンが弾け飛ぶ

カーペットの上に転がったボタン

だがそれよりも、ユーリは自分の胸に目を奪われていた

そこには今にも服からこぼれ落ちそうな丸みおびた胸

わずかに遅れて髪が伸びる


「う…嘘でしょう!?」


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