第1章 魔女の禁忌魔法

唇が離れると、横抱きにされる

そしてベッドに寝かされると、再び唇が重なった


「舌出せ」

「んっ…」


言われるがまま舌を出せば、絡めとられる

濃厚なキスにまたしても息ができずに苦しくなっていた


「あっ…シヴァ…さ、ま」

「声は抑えろ。ここは壁が薄いからな」


シヴァが首筋に顔を埋め、そこから甘い刺激が広がる

思わず声が出てしまいそうで、ユーリは必死に声を殺していた


大きな手が胸に触れ、ユーリはビクっと体を震わせる

ゴツゴツした大きな手

いつも見てきたその手が自分の体に…胸に触れている


パジャマの生地は薄く、下着も着けていないため、その感覚は生々しい


どうしていいかわからずに、ユーリはただシヴァに身をまかせるしかなかった


何度も胸を揉まれ、気がつけばパジャマが剥ぎ取られていた

直接肌に触れられ、ユーリは唇を噛む


好きな人に触れられることがこんなにも気持ちいいなんて知らなかった

声を出すなと言われることがこんなにも辛いなんて知らなかった


「ユーリ…」

「……っ」


名前を呼ばれるだけで心臓が悲鳴を上げる


胸を揉まれ、固くなった飾りをいじられるとユーリは思わず体をひねり、逃げたいような気持ちいいような矛盾した感情が生まれた