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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



「ユーリ…」


背中に回されたシヴァの腕が強くなる

それが心地良い


「はい…シヴァ様」

「ここに残るなら覚悟しろ」

「えっ?」


シヴァを見上げる

何を覚悟しろと言うのだろうか

その意味がわからず、ユーリは続きを待った


「お前がここに残るなら、俺は手を出さずにはいられない」

「シヴァ…様」


拒否されなかった

そう思ったらつい笑顔がこぼれてしまう


「嬉しいです」

「…意味わかっているのか。お前を抱くって言ってるんだ」

「……シヴァ様」


はっきり言われて顔が真っ赤になる

抱く、というのはもちろんこうして抱き締め合うという意味ではない

恋愛に疎いユーリでもわかっている

抱いてほしいとは言えず、ユーリは小さく頷いていた


「ユーリ、無理しなくていい。お前は本来男だ。男に抱かれるなんて気分悪いだろう」

「無理なんてしてません!僕、今は…シヴァ様のことが好きです…。この気持ちが男に戻っても残るかはわかりませんが…。でも、今は本当に」


これは恋なんだ

魔女のせいで恋したわけじゃない

体が女になったせいで感受性が少し変わっただけだ


「シヴァ様…好きです」


もう一度絞り出すように告げると、唇が重ねられた

酔いしれる甘い刺激に、ユーリはたった今、女でいられることに喜びを感じていた


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