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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



優しく、そして壊れ物を扱うみたいにシヴァの指先が頬を撫でる

頬が痺れたような感覚に、顔がぼっと火照り始めた

熱くて、苦しくて、逃げ出したくて

それでももっと触れてほしいようなもどかしい感情にユーリは俯きかける

しかしシヴァはそれを許さないというように、ユーリの顎を持ち上げた


「あ…あの…」


親指が唇に触れ、それ以上言葉を紡げなくなる

ゆっくりシヴァの顔が近づいてきて、気がつけばユーリは息を止めていた


「んっ…」


唇が重なる

しかしすぐに離れていった


「シヴァ…様…?」


鼻のぶつかるくらいの距離にある顔

その瞳から目が離せない

触れるだけのキス

嬉しいはずなのに物足りなくて、ユーリはシヴァの服を掴んでいた


もっとしてほしい…


その思いが通じたのか、再び唇が重なる

今度は先ほどよりも長く

何度も角度を変え、むさぼるように唇が奪われる


呼吸が苦しくなり空気を求めてユーリが逃げようとしてもシヴァは容赦しなかった

腰を抱き寄せられ、後頭部を押さえられ、ユーリに逃げ場はない

交わる息が熱を持つ

頭がくらくらして、何も考えられない

それなのに、体は正直だった


やめてほしくない


そう願っているのか、シヴァの唇に必死に応えている自分がいた


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