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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



シヴァの目がわずかに見開かれる

掴んだ手も一瞬ピクリと震えたが、それに気づかないほどユーリも震えていた


沈黙が永遠のように長く感じ、ユーリは慌てて説明を付け足すように口を開いていた


「あ、あの…違うんです!いつもそういうことを考えている訳じゃないんです。今日はその…体が女になってしまったせいで…シヴァ様を純粋に憧れていた気持ちが何だかその…おかしくなってしまったと言いますか…」


しーんと静けさが耳に痛い

やっぱり言わなければよかった、と後悔してももう遅い


「や、やっぱり何でもないです!忘れてください!おやすみなさい!!」


逃げるように部屋を飛び出そうとするも、ドアが開かない

慌ててドアノブをガチャガチャと回すも、不意に影が落ち、驚いて振り向く

シヴァにドアを押さえられていたことに気づき、混乱したユーリは固まっていた


「シ…シヴァ様…?」


ユーリを見下ろす瞳がわずかに揺れている気がした

ちらりと時計を確認すると

針がカチっと動き、今日の終わりを告げる


「ユーリ」

「はっ、はいっ!」


声が裏返ってしまい、恥ずかしさが増加した


しかし、シヴァの手が頬に触れ、思考が停止する


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