第8章 これからの二人
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「んんっ…んぁ…っ!」
四つん這いになり、背後から突き上げられる
ユーリの意識は朦朧としていた
それもそのはず、空は明るくなり始め、間もなく人々が働き始める時間だ
「んんっ…シヴァ様…、もう…」
「これで最後だ…」
シヴァの腰が勢いよく打ち付けられたかと思うと、中で男根がビクンと震える
「あぁ……」
何度注がれてもゾクゾクしてしまう
自分はシヴァに愛されてると実感する
「はぁっ……。もうこんな時間か」
シヴァは男根を抜くとユーリの横に寝転がる
お互い汗をかいていたが、直ぐに抱き合っていた
「シヴァ様…さすがに腰が痛いです…」
「あぁ。久しぶりに無理をさせたな。これからも時間が許す限り毎日抱いてやる」
「もう…シヴァ様ったら」
ユーリは頬を真っ赤に染める
こんなに幸せでいいのだろうか
ユーリはにやけてしまうのも止められなかった
「明後日から一週間、新婚旅行だな」
「はいっ。楽しみです」
「本当なら一ヶ月以上休みたかったんだがな…」
「仕方ないですよ。シヴァ様お忙しい身ですから」
ディーンも一週間の休みで我慢していたのだ
あまりわがままは言えない…
ユーリとしては、シヴァと夫婦になれただけでも大満足なのだから