第8章 これからの二人
大きめのベッドに下ろされると、すぐに唇が重なる
「まったく。脱がせやすいドレスを注文したはずだが…」
シヴァはそう言いながら複雑に編まれたドレスのリボンを外し、コルセットも脱がせる
あっという間にユーリは生まれたままの姿になっていた
「…やっぱり、コルセットの痕がついてて恥ずかしいです」
「気にするな。今は俺の事だけ考えていればいい」
「んっ…そんな…いつもですよ」
キスが濃厚になり、舌が絡まる
月の障りがきてから、二人は避妊を余儀なくされていた
というのも、子供は夫婦となってからつくるべきだという古い考えがあるからだ
いつもはユーリの中で欲を吐き出していたシヴァは、最近ではユーリのお尻やお腹、たまに顔に欲をぶちまける事で我慢していた
それがやっと解禁されるとなれば、自然と二人とも興奮していた
「あ…んっ!!シヴァ様ぁっ!」
身体中にキスをされ、胸を愛撫されると、ユーリはお腹の奥が疼くのを感じた
胸の飾りは吸われ、舌で弾かれるように舐められると、すぐに固くなって主張していた
シヴァの指はもう片方の飾りをいじり、反対の手はゆっくりとお腹の上を滑っていく
「ユーリ…足を開くんだ」
「………っ」
「いい子だ。あぁ、今日もよく濡れてる」
シヴァの指が触れた瞬間、くちゃっと音が響いた