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僕は女の子になりたい【R18】

第8章 これからの二人



「ユーリ、愛してる」


不意に抱きしめられ、またしても満たされる


「私も愛しています、シヴァ様」


何度でも伝えたい思いは膨れ上がるばかりだ

キスをして見つめ合えば、笑みが溢れる

今、世界で一番幸せだと叫んでいいくらいだ


「今夜も裏庭は大盛況のようだな」


ちらっとシヴァが裏庭への入り口に視線をやる

つられてユーリもそちらを見ると、カップルが消えていくところだった


「懐かしいな。月明かりに照らされながら喘ぐユーリは非常に可愛かった記憶がある」

「なっ…何を言っているんですか!」


ぼっと顔が赤くなる

ユーリだってもちろん忘れていないが、それをここで言うのは恥ずかしい


「安心しろ。主役には特別に部屋が用意されている」

「シヴァ様…お疲れではありませんか?」

「何を言う。正式に夫婦となった今夜から、思いっきりお前を抱けるのだ。考えただけで元気になる」


腰を抱き寄せられると、お腹に何かが当たる

コルセットをしててもわかるソレは…


「もう、シヴァ様ったら。せっかくの雰囲気が台無しです」

「仕方ないだろ。これ以上我慢できん。行くぞ」


シヴァはユーリを横抱きにすると、来賓客に挨拶をして会場を後にした

そして用意されていたらしい部屋へとすべりこむ


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