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僕は女の子になりたい【R18】

第7章 奇跡はすぐに



何事かとユーリが顔を上げると、サボナは「まさか」と呟いて隣の部屋へ慌てて出ていった

そして直ぐに戻ってきたのだが、何故か女性看護師を二人連れている


「ユーリ、診察するぞ」

「えっ…薬は…」

「薬は後じゃ。もしかしたら体調不良の原因は直ぐにわかるかもしれん」


看護師が急いでベッドの周りのカーテンを閉めると、ユーリの服を剥ぎ取る

あまりにも具合が悪くて一切抵抗する気なんて起きなかった

相手は医師と看護師だ

このまままかせて早く痛み止めを飲んで寝たい…

そんな考えが浮上した時、ユーリは看護師が手にしたユーリの服を見て眠気が一気に吹き飛んでいた

ユーリの服が真っ赤に染まっていたからだ


「……えっ…血?」

「安心せい。怪我をしているわけではない。恐らく…」


そう言ってユーリのお腹の上にカーテンが引かれる

下半身側にいるサボナと看護師ふたりが見えなくなっていた

カーテンの向こうで何が行われているのか

混乱したユーリにはわからなかった

あの服に付いた血の位置からするとお尻周辺だ

自分の下半身に何が起きているのか、ユーリは不安が拭えないまま、サボナたちのされるがまま、診察を受けるしかなかった


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