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僕は女の子になりたい【R18】

第7章 奇跡はすぐに




***


「はぁ……」


ぐったりしたユーリはうつ伏せのまま大きくため息を吐く

幸せだった濃厚な時間は終わり、シャワーを浴びて仕事へ向かわなくてはいけない

それなのに…


「ユーリ、大丈夫か?」


先にシャワーを浴びたシヴァが頭を拭きながらベッドに腰かける

ユーリとは違い、肌も艶々で生き生きしていた


「シヴァ様…なんか…ちょっと疲れちゃいました」

「…ふむ。いつもより手加減したんだが。やはり体に何か特別な変化が起きてるのか…?」


そう言ってシヴァはユーリの頭を撫でる

手加減された気はまったくしないが、とりあえずそういう事にしておこう


「ユーリ。お前は今日1日休むといい」

「で、でも…!」

「体調が戻ったらシャワーを浴びて医務室に行くんだ」


じっとシヴァに見つめられ、ユーリは口をつむぐ

逆らえない雰囲気がそこにはあった


「わかりました…」

「いい子だ」


もう一度くしゃっと頭を撫でられ、シヴァの手が離れていく

ユーリはぼんやりしながらシヴァが支度をするのを見つめ、その背中を見送った


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