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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



部屋を出て、シヴァの後に付いていく

すれ違う人達がユーリをじろじろと見てくるため、なんだか居心地が悪かった

慣れた城だが、今日は知らない場所に来てしまったみたいだ


「お待たせ、みなさん」


飲み会が行われている会場に着くと、わっと歓声があがった


「さすが副隊長!でかした!」

「うお、本当にユーリが女になってる!!」


ざわめきが収まる様子はない

体格のいい騎士たちが集まると迫力がすごい

いつもならどうってことないが、今日は少し怖いくらいだった


「あ、あの…僕はそろそろ」

「いいから、こっち!酒注いでくれよ」


騎士たちに引っ張られ、無理矢理座らせる

ユーリは未成年のため酒は飲めないが、お酌するように言われたら断れなかった



結局その後もユーリは忙しく酒を注いで回り、気がついたらもう月が高くまで昇っていた


「だいぶ酔っぱらったみたいだな」


シヴァは隅でコーヒーを飲んでいたようで、周りを冷静に見渡していた

改めてユーリも皆を見ると、酔っぱらって酔いつぶれている者もいる


「そろそろ政務室に戻るぞ」

「はい」


シヴァに促されて立ち上がると


「ユーリちゃぁん、もう行っちゃうのかよぉぉ」


酔っぱらい騎士が持っていた杯が傾き、ユーリの服にかかってしまう


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