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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



シヴァ様に頼りにされて…いいなぁ。うらやましい…


そんな風に副隊長を見ていると、不意に目が合う


「ユーリ。本当に女になってるんだな」


副隊長がにかっと歯を見せて笑う

人懐っこい笑顔にユーリは自分の考えが恥ずかしくなった


「は、はい…。すみません。今日はご迷惑をお掛けして」

「なぁに。あの魔女の仕業だろ。逃がした騎士達にはしっかりと罰を与えといたからな」

「罰、ですか…」


騎士団の訓練はもともと厳しい

それなのにどんな罰を与えたというのだろうか

想像しただけでユーリは申し訳なくなった


「それより隊長、騎士達が騒いでますよ。ユーリを連れてこい、見せろって」

「…なんだと?」

「今、第二会議室が貸しきり状態です。皆が酒飲んで騒いでいて。どうやらユーリが来るまで終わる気はないらしいですよ」


どういうことか

ユーリは首を傾げる

自分なんて見たって意味がない、そう考えているのだ

黙ったシヴァ

しかし副隊長は続けた


「確かにもともと可愛いユーリが更に可愛くなって。閉じ込めて起きたい気持ちはわかります」

「違う」

「ただ、いつも独り占めをされてるんですから、たまには騎士達にも見るくらいのご褒美をくださいよ」


ね?と言って副隊長が笑顔の圧力をかけ、シヴァは渋々承諾していた


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