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僕は女の子になりたい【R18】

第6章 女神への誓い



「勝手に用意した。だが、受け取って欲しい。もちろんピアスもそのまま付け続けて欲しい」

「シヴァ様…いいんですか…」

「当たり前だ」


シヴァは小さい方の指輪を手に取ると、ユーリの左手の薬指にそっとはめてくれた

キラキラと輝く指輪

嬉しすぎて今度は涙が止まっていた


「ユーリ、俺にも付けてくれ」

「はいっ」


ユーリはもう一つの指輪をシヴァの左手の薬指にはめる

お互いぴったりのそれは、まるで本物の夫婦になれたかのようだった


「シヴァ様…ありがとうございます。一生離さないでください」

「当たり前だ」

「んんっ…」


またしても唇が重なる

それはすぐに濃厚になり、ユーリも貪るように舌を絡ませていた


やっぱり…抱いて欲しくなっちゃった…


ユーリはお腹の奥が疼いていくのを感じた

このままでは止められなくなる

そんな不安をかき消すようにシヴァのキスは熱を増していく


「シヴァ…様…ダメ…」

「ダメなものか。もっと…もっとお前が欲しい」


くちゃっと音をたて、絡んでいた舌が離れる

シヴァの瞳には頬を染めたユーリが写っていた


「シヴァ様…私もシヴァ様が欲しいです…でもここじゃ…」


思わず俯いてしまったが、すぐにシヴァに抱きしめられる


「何を言う。結婚式はまだ終わっていない」


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