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僕は女の子になりたい【R18】

第6章 女神への誓い



「シヴァ様、私も愛しています。私もあなたの伴侶になることを望んでいます。いついかなる時も、あなたの側に置いてください」


湧水の中で愛を誓い合うというのは、最初に聞いた時は不思議だった

しかし、そんなものはどうでもいいと思えるくらい幸せである


「ユーリ…」

「シヴァ様」


そっと抱き合い、唇を重ねる

愛しくて…嬉しくて涙が溢れる

落ちた涙は湧水に溶けて消えていった


「んっ…」


唇が割られ、シヴァの舌が口内を犯す

ユーリも欲するかのように舌を絡めると、どんどんキスが深くなっていった


あぁ…このままじゃダメ…


このまま流されたら淫らな欲が溢れてしまいそうだ

そっとシヴァの胸を押し返すと、シヴァは少し不満そうにした


「俺のキスを拒むのか」

「そ、そんな事ありません!ただ…ここでこれ以上キスをされると…」


ユーリは言葉を途切れさせ、両手で頬を押さえる

言葉を続けたら、まるで抱いて欲しいとお願いしてしまうかもしれないからだ


「あぁ、そうだな。先に指輪の交換だったな」

「えっ…指輪?」


よく見ると、女神像の下には果物が多く供えられていた

そしてその真ん中に豪華な装飾の箱が置かれている

シヴァは当然のようにそれを手に取ると、開けてユーリに中身を見せる


「本当に…」


そこには輝く二つの指輪があった

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