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僕は女の子になりたい【R18】

第6章 女神への誓い



「アヌー女神の神殿へは何をしに行かれるのですか」

「決まっているだろ」


ぐいっと腰を抱き寄せられ、キスをされる

深くなるキスにとろけそうになり、意識が朦朧とした


「ユーリ、アヌー女神は何の神だったか覚えているか」

「んっ…確か…愛の女神です」

「そうだ。俺たちは今からアヌー女神に愛を誓いに行く」

「愛を…」


思わず目を見開く

神の前で愛を誓う

それはまさに…


「結婚式…みたいですね」


頬を赤らめてシヴァを見つめれば、優しい笑みが返される


「あぁ。そのつもりだ」

「シヴァ様…」

「たった二人だけなうえ、正式なものではないが」

「それでも嬉しいです」


ユーリは勢い良くシヴァに抱きつく

教会では挙げる事の出来ない結婚式

しかし、個人が管理している神殿では、管理者の許可があれば自由に使えるとのことだ

レイラを見て憧れていたが、シヴァがここまで考えていてくれてるとは思わず、嬉しくて涙が出そうだった


「シヴァ様…」

「偶然今日が空いていてよかったな」

「はいっ」


ユーリは待ち遠しくなり、窓から小さく見える神殿を、まだ到着しないのかとウズウズしながら待つのだった


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