第5章 結婚式の夜
「ほら、どうした。コレだけではイけないだろ」
耳元で再び囁かれる
胸を揉まれるのは好きだ
だが、それだけでは物足りない
胸の飾りはいじって欲しいとピンと固くなり主張しているが、シヴァの指がそれに触れることはない
「あぁぁ…やぁ…」
「そんな切ない声を出すな。俺だって好きで苛めている訳ではない。言っただろ、お前の全てが知りたいと」
最近考えていた事
それはたった一つだ
しかし、シヴァには決して伝えてはいけないと自分に言い聞かせてきたのだ
だが、シヴァはユーリが何を考えているのか知りたいと言う
しかもこの先与えられるであろう刺激を保留にされて…
「…許して…くださ…」
「ダメだ。このまま終わりにしたくはないだろ」
「それは…」
このまま終わりなんて考えたくもない
ユーリの体は淫らにもシヴァを求めているのだから
「ユーリ…」
再び耳元で囁かれ、ユーリは悩みつつも観念する
「んっ…ご主人様…怒らないで…聞いて、あん…くれますか…」
「もちろんだ」
胸を揉むシヴァの手がゆっくりとなる
まるで続きを促すようだった
そして、ユーリは思いを口にする
「レイラたちが羨ましくて…。私も…あなたの妻になりたいと…思うようになってしまったのです…」