第5章 結婚式の夜
ぐにゃぐにゃと胸を揉まれるが、敏感な先っぽには触れてくれない
それがもどかしくてユーリは涙目で訴える
「あっ…もっと…」
「いじっているだろ」
シヴァはにやりと笑う
楽しんでいるのだろう、いつもより笑顔が意地悪だ
「お願い…します…先っぽの…ち、乳首を…触って下さい」
震える声でお願いする
シヴァも当然ユーリが望んでいることに気づいていた
胸の飾りは固くなり、早く苛めて欲しいと主張しているのが良くわかる
だが、シヴァがユーリのお願いに応えてくれる素振りはない
「ご主人…様…」
「そうだな…素直になればお前の願いを叶えてやらないことはない」
「あぁっ…」
胸への刺激は続く
シヴァの指が胸に沈み、その柔らかさを物語っているようだった
「お前、最近物思いにふける事が多くなったな」
「えっ…」
距離を詰めたシヴァは胸へ刺激を続けたまま、ユーリの耳元で囁く
「お前の全てが知りたい。何を考えているのか聞かせてくれ」
「……っ!」
ゾクゾクする
耳が弱く、さらにはシヴァの低い声に脳が震えるようだった
「ご主人様…、わ…私は…」
「言わないとずっとこのままだ」
そ、そんな…
ユーリは瞳に涙を浮かべる