第5章 結婚式の夜
シヴァの熱い視線に見られ、恥ずかしさが募る
と同時に体が疼き始めていた
「シヴァ様…触って…くれないのですか」
せつなくて胸を強調したままシヴァを見上げる
肌にはコルセットで締め付けた痕が残っているため、ユーリとしてはあまり見られたくなかった
「そうだな。見るだけではもったいないな」
伸びてきたシヴァの手が左胸を掴む
そしてやわやわと揉み始めると、ユーリの体の熱が上がる
「あぁん…シヴァ様ぁっ」
「そんなに声を上げて名前を呼ぶな。隠れている意味がなくなるだろ」
「だ…だって…あんっ!あぁん…」
「そうだな…」
シヴァは胸を揉みながら、反対の手を顎に当てて考える
「今は俺の事を『ご主人様』と呼ぶんだ」
「ご主人様…?」
「そうだ。お前が俺の元へ来たとき、最初はそう呼んでいただろ」
そう言われて思い出す
最初はシヴァをご主人様と呼んでいた
主人では無いからと何度も言われ、たった一ヶ月そう呼んでいただけだ
そんな事を覚えていてくれたのだと思うと嬉しくなる
「はい…ご主人様…」
「いい子だ。ご褒美に反対の胸もいじってやる。ただし、お前の手は後ろで固定しておくんだ」
「あぁん…っ!わかり…ました…っ」
形が変わるほど胸を揉まれ、ユーリは喘ぐ