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僕は女の子になりたい【R18】

第5章 結婚式の夜



「ユーリ」

「シヴァ様…」


唇が重なる

角度を変えて何度もむさぼるようにキスをされ、舌が絡めとられる


「んっ…あっ…」


パサッとドレスが落ちる

背中の紐はあっという間に外されていた


「シヴァ様…」

「動くな。コルセットも外す」

「んんっ…」


再びキスが濃厚になり、ユーリは身を委ねていた

そして、今度はコルセットが足元に落ちる


「あぁ。綺麗だ」


体を離したシヴァ

その分、しっかりと月明かりに照らされたユーリが見える

シヴァは正装に身を包んだままだが、ユーリは裸に靴だけを身につけた姿だ


「シヴァ様…恥ずかしいです…」


外で裸になるなんて考えてもいなかった


「隠すな、よく見せろ。靴を脱いで手を後ろに」

「………っ」


恥ずかしかったが、ユーリはシヴァの言う通り靴を脱ぐと、手を後ろにやる

そうなったことで、胸を強調した姿勢になっていた

月明かりが胸の膨らみを照らし、その下に影を作る

光と影がより一層ユーリを妖艶に見せていた


「シヴァ様…そんなに見つめないで」


ユーリから二歩程離れた距離に立つシヴァは、じっとユーリを観察していた


「綺麗すぎて額に納めたい気分になる。だが、この姿を画家に見せる訳にはいかないな」

「と、当然です…この姿はシヴァ様の前以外ではしません…」


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