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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



しまった…


ユーリはまるで拒否してしまったかのような反応に後悔した

シヴァに触れたことなんて今までに何度もある

体が女になってしまった時も抱きついたりもした

それなのに急に恥ずかしくなってしまったのだ


「どうした、ユーリ。顔が赤いぞ。調子悪いのか?」


シヴァは本を置くと立ち上がる

そしてユーリに近づくと、おでこに触れた


「シシシ、シヴァ様!?」


大きな手に包まれるような感覚に、ユーリはまたしても恥ずかしくなった


「やはり熱いな。体が変化に耐えられないんだろう。隣で休んでろ」

「だ、大丈夫です!僕自身は特に問題無いと思ってますから」

「そうか…?なら無理するなよ」


シヴァの手が離れ、ほのかに熱が引く

それが少し残念な気がして、ユーリは小さく頭を振った



僕、本当にどうしちゃったのかな…。体が女になって心までおかしくなっちゃったみたい…


ユーリは小さくため息を吐く

憧れの存在のはずが、今はやけにドキドキする


「好き…みたいじゃんか」


ぽつりと小さく呟く

それは当然シヴァには聞こえていない


しかし、口にした途端、やけに胸にストンと落ちてきた

男の体では感じたことがないこの感情は



恋だーーーー



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