• テキストサイズ

僕は女の子になりたい【R18】

第5章 結婚式の夜




***


結婚式当日

雲ひとつない青空が広がっていた

レイラの結婚式は午後三時からの予定となっている

もうすぐお昼だが、珍しくシヴァは寝たままだった

急きょ警備を代わってもらうことができたため、シヴァも結婚式に参列することができるようになったのだが…


「随分と疲れが溜まってたんだなぁ」


すやすやと眠るシヴァの顔を覗き込む

無防備なところも愛しくて、思わず頬にキスをしてしまう

と同時に体に変化が訪れる

いつもの女体化だ

胸は膨らみ、髪が伸びると、見慣れた自分がいた


「ん…ユーリ?」

「あっ、シヴァ様。おはようございます」


タイミング良くシヴァが目を覚ます

だが、その目はまだ虚ろだ


「……もう、そんな時間なのか」


シヴァはユーリを見て寝すぎた事をさとる


「はい。ちょうどお昼です。よければ昼食をこの部屋に運びましょうか?」

「いや…いい」

「あっ…!」


気がつけばユーリは抱き締められ、キスをされていた


「シヴァ…様…お時間が…」


舌が絡み合い、ユーリは疼くのを感じた

久しぶりの濃厚なキスにとろけそうだ


「ユーリ…お前を抱きたい」


低く囁かれ、ゾクっとしてしまう

だが、時間が無いのも事実だった


/ 239ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp