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僕は女の子になりたい【R18】

第5章 結婚式の夜



「おかえりなさい、シヴァ様」


飛び付くと、シヴァは少し驚いた顔をしつつも抱き締めてくれる


「ただいま、ユーリ。だが、先に寝てろって言ったはずだが」

「ごめんなさい。なんだか眠れなくて」


申し訳なさそうに謝ると、すぐに横抱きにされてベッドに運ばれる


「あれ…シヴァ様、大浴場に行かれたのですか?」


ほのかに石鹸の香りがしてユーリはシヴァの胸に顔をうずめる


「あぁ。ディーンたちと話が終わらなかったからな。流れでそのまま入ってきた」

「そうでしたか…お疲れ様です」


抱き合ったままベッドに横になる

ユーリの頭を撫でてくるところをみると、シヴァはこのままユーリを寝かしつけようとしてるのだ


抱いて欲しかったな…


そう考えながらもユーリは目を閉じる

最近はお預けが多くなっていた

毎晩抱かれていたのだから、たった数日抱かれないのは物足りないと感じてしまう


でも、我慢しなきゃ…
シヴァ様だって忙しくされてるんだから、抱いてなんてお願いできるわけない…


結局もやもやしたまま、ユーリが眠りについたのはそれから三十分程してからだった

同様にシヴァも我慢しているなんて、全く気づかずに…


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