第4章 もっとしよう
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「はぁ…はぁ…」
シヴァの息は乱れたままだった
辺りには吐き出された白い液体がベッドにシミを作っている
「シヴァ様…まだ苦しそうですね」
ユーリが両手で男根をしごくと、再び脈打ち射精した
媚薬とはここまで効果があるものなんだろうか
ユーリは驚きでいっぱいだった
「失礼します」
そう言ってユーリは舌先で男根を舐め回す
シヴァがまたしても苦しそうな声を漏らしたが、かまわずユーリは舐め続けた
「ユーリ…」
「私の口に、出してください」
ぱくっと男根を咥え、吸い込むように舐めると
今度は口いっぱいに苦い味が広がる
「げほっ…げほっ」
「ユーリ、悪い…」
思わずむせて吐き出してしまい、体を起こしたシヴァに背中を撫でられる
「もう無理しなくていい」
「違うんです…こほっ。喉に勢いよく当たってびっくりして…」
本当は飲み干すつもりだった
そうすると男は喜ぶものだとレイラに教わっていたからだ
しかし、シヴァはそれを望んでいないように見える
「だいぶ楽になった。無理させて悪かったな」
「無理なんてしてません」
ユーリは首を横に振る
したくてやったことだ
シヴァに少しでも気持ちよく、楽になってほしいからと…