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僕は女の子になりたい【R18】

第1章 魔女の禁忌魔法



「お待たせしました。ディーン様、シヴァ様」


レイラに背を押され、無理矢理控え室を出ると


「おや。いいね。レイラほどではないが、とても可愛いよ」


さらりとノロケを交えてディーンがコメントをする

ちゃっかりレイラを抱き締めているところを見ると、ユーリなんか眼中に無いようだ


一方シヴァはというと、相変わらず機嫌が悪そうだった


「あの…シヴァ様。少しお時間をいただきたいのですが。急いで服を買ってきますので」

「……だめだろ」


シヴァが盛大にため息を吐く


ひょっとしてシヴァ様、あきれてる!?怒ってる!?


ユーリが一人ハラハラしていると


「そりゃそうだよね。ただでさえ可愛くて人気者のユーリちゃんが女の子になったって噂が広まってるんだから。拐われちゃうよ?」

「…さすがにそんなことは…」

「ディーンの言うとおりだ。今も部屋の外に人が詰めかけている」


そう言われ、ユーリは驚いて目を見開く

確かに部屋の外から物音がいくつも聞こえた


「シヴァ様…僕は今日はどうしたら…」

「大人しくここにいろ明日までの我慢だ」

「そ、そうですか…」


明日までここから出られないとなると、ユーリは役立たずだ

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