第4章 もっとしよう
「どうしたユーリ。まだ寝てていい」
シヴァは体を起こしたユーリの背中を撫でる
ユーリの瞳はトロンとしており、まだ夢の中のようにも見えた
「ん…シヴァ様は、寝ないんですか?」
「俺もすぐ寝る。だから先に…」
「じゃぁ、一緒に寝ましょう」
ぎゅうっとユーリが抱きついてくる
思わずシヴァは腰を引いていた
この欲を落ち着けてからでないと眠れないのだ
「シヴァ様、なんで…って…!?」
シヴァが一歩下がったのが気になったのだろう
ユーリ瞳が不意に盛り上がったガウンに視線が注がれた
「ユーリ、もう寝ろ」
「やっ…シヴァ様…どうしたんですか!?」
どうやらユーリは完全に起きてしまったらしい
シヴァの顔と膨らみを見比べる
ややばつが悪そうにシヴァは小瓶を指差す
「体力が回復するからと薬を貰ったんだ。だが、媚薬成分が含まれていたらしい」
「媚薬…ですか?」
「あぁ。だが、すぐ収まるだろ。お前は先に寝てろ」
シヴァは寝かせようとユーリの肩を押すが、ユーリは抵抗した
「ユーリ?」
「シヴァ様、私に…手伝わせてくれませんか?」
そしてユーリは強い瞳でシヴァを見上げる