第4章 もっとしよう
一口でいいというのであれば、最初にそう言って欲しかったものだ
だが、もう飲んでしまったものはしょうがない
下手したら今日は寝ずに明日の仕事に取り組めるかもしれないな
そんな風に考えていると
ドクン――と大きく脈打つ
「なっ…」
急激に熱を持ち、ドクドクと早鐘を打つかのように脈打ち始めたのは男根だった
ガウンの上から見てもわかるほどに反り返っている
「くそっ…やられた…」
何度もユーリの中に欲を注いだため、ある程度満足していた
今日はもうユーリをゆっくり休ませてやろうと思っていた矢先、まさかこんな事になるとは…
しばらくすれば落ち着くだろう
シヴァはそう考えてワインに手を伸ばす
だが、それは落ち着くどころか、張り裂けそうなほど膨張していた
「なるほど…一口なら体力回復。二口以上は媚薬になるってことか」
媚薬は紫色の液体で出回る事が多い
そのためシヴァも油断していた
あの従業員はわかってやっているのだろう…
恐らく、この媚薬の需要は高い
特に年を召した利用者が喜んで飛び付く代物だ
久しぶり自分で処理をするか…
シヴァは半ば諦めにも似た感情で己の男根に手を伸ばそうとしたとき
「…んんっ…シヴァ…さまぁ…?」
ベッドから声が上がった