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僕は女の子になりたい【R18】

第4章 もっとしよう



「……どうしたものか」


シヴァは机に置かれた小瓶を眺める

先ほどの女がシヴァに渡したものだった

その小瓶には青い液体が入っており、見るからに怪しい


『お疲れでは明日以降に響きましょう。こちらは回復薬です。よかったらお飲み下さい』


フードで表情は見えなかったが、この店が変なものを客に提供するとは思えない

貴族御用達の店だ

変な噂が蔓延すれば簡単に潰れるだろう

この店はサービスが行き届いており、利用客の事は一切外に漏れる事はない

だからこそ利用者も多く、高い利用料を払ってでも通う者が多いと聞く

多額の利益は充実したサービスへ繋がる

つまり、青い液体も本当にサービスのつもりなのだろう

やや疑わしいところがあったが、シヴァは小瓶を手に取り蓋を抜くと、一口だけ飲んでみる

それは柑橘系の味が口いっぱいに広がり、美味しいと感じる程だった

即効性があるのか、確かに体力も回復してきたような気がする

ならばと再び小瓶に口をつけ、大きく煽った時


「―――!?」


灯りに照らされた小瓶の底に何か書いてあるのを見つけた

小瓶を持ち上げ覗きこむと

――回復薬。効果は絶大のため、一口で十分に効果は得られます――

そう書かれていた


「……全部飲んでしまったぞ」


シヴァは眉間にシワを寄せる


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