第4章 もっとしよう
そっと男根が抜かれると、シヴァに注がれたものが溢れだす
もったいないような淋しいような不思議な感覚になった
そのまま二人でお風呂へ移動し、熱いシャワーを浴びる
汗を流し、泡立ちが良くいい香りのする石鹸で体を洗うと湯船につかった
「はぁ…あったかいですね」
後ろから抱きしめられるようにして、お湯につかると、疲れた体が癒されていく
お湯は乳白色に着色されており、わずかにとろみがあった
気持ち良くて眠気に襲われた時、ちゅっと肩にキスが降り注ぐ
「んっ…シヴァ様」
「なんだ」
「くすぐったい…です」
肩と首にキスをされ、さらにはぎゅっと抱きしめられる
止まらないキスに抵抗しようとして振り向けば、唇が奪われていた
「んんっ…」
角度を変えながらの執拗なキス
空気を求めて唇を開くとそこから舌が侵入した
「あっ…んっ…」
舌に絡めとられ、息が苦しくなる
それでもシヴァのキスは止まらない
お風呂でほっと一息ついていたはずなのに、またしても熱を帯びていくような気がした
それを察してか、お腹を抱きしめていたシヴァの右手がゆっくりと上へ上がり、お湯に浮かんだユーリの右胸を掴む
「んんっ…」
ここじゃダメ
そう抵抗しようとしたが、シヴァの腕の力が強くなる