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僕は女の子になりたい【R18】

第3章 デートをしよう




***



「ほら、今度はこれを食え」


シヴァにスプーンを差し出され、ぱくっと頬張る

二人は繋がったまま向かい合って椅子に座り、横のテーブルの料理を味わっていた


「美味しいです」


もぐもぐと食事をするが、やはり落ち着かない

繋がりながら食事なんて考えもしなかった事だ


「あの…シヴァ様…。やっぱり食事の時は…その…」

「なんだ。降りたいのか」

「えっと…落ち着かなくて…」

「我慢しろ。慣れればクセになるだろ」

「そ、そんなこと…」


否定しようとして、今度は果物が口に放り込まれる

甘い味が口いっぱいに広がった


「んっ…これも美味しいです」

「だろ。女が感じやすくなると言われている果物だ」

「…えっ?」


そんなものが存在するのか

ユーリは驚いて目を見開くと、シヴァはニヤリと笑った


「信じてないのか。もっと食え」

「えっ…あの…もぐっ」


ぽんぽん口に放り込まれる甘い果実

止める間もなくユーリは全部食べてしまっていた


果物だけで感じやすくなるなんて考えるられない

そう思うのに


「体、熱くなってきたな」


つぅ…と背中を撫でられ


「ひゃぁんっ!」


ユーリはのけ反っていた

急に敏感になってしまったみたいだ


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