第3章 デートをしよう
誰か来た…!?
驚いてユーリは顔を上げようとしたが、シヴァに押さえられてしまう
「ユーリ、誰が止めていいと言った」
「ん…でも、シヴァしゃま…誰か…」
「ちゃんと咥えてしごくんだ」
「んぐっ…」
口の中がいっぱいになり、さらに苦しくなる
するとまたしてもノックの音が響いた
「どうぞ」
……っ!?
シヴァが来訪者を促し、ドアが開けられる
人に見られたくない恥態を晒しているため、ユーリは隠れたくなった
しかしシヴァの手はユーリの頭を押さえたまま、逃げることを許さない
「お食事をお持ちいたしました」
女の人の声がして、更に食器の音が聞こえる
ちらりと視線を上げて確認すると、頭から布をすっぽりと被った女性がいた
わずかに口元が見えるが、他は隠されていて何もわからない
「そっちのテーブルに置いてくれ」
「かしこまりました」
ごく当たり前のように繰り広げられる会話にユーリは混乱した
だが、すぐにシヴァから指摘されてしまう
「ユーリ、止まっているぞ。しっかり舐めるんだ」
「んっ…」
先っぽを咥え、ペロペロと舐める
気持ち良いのか、温かいものがトロリと先端から溢れていた