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【FF7 ヴィンセント BL】Halloween Night

第2章 真夜中


いろいろな刺激を拾って自身の牡から滴ってしまった蜜が、太腿や尻尾を濡らして気持ち悪い。へたり込んだことで、踝も濡れた。
ここまで来る途中、寝室や廊下の床も汚したに違いなかった。
瞼がじわりと熱を持って、また涙が溢れた。
「んっ…うぅ、」
付いて来ないリオを振り返ったヴィンセントに、ふるふるとかぶりを振る。
とても、階下まで降りられない。

ヴィンセントは溜め息とも笑い声ともつかない息を吐くと、半獣の少年を抱き上げた。
そのまま軽々と階段を降り始めると、少年はしがみつき、ヴィンセントの肩に鼻先を埋めてスンスンと鳴らした。
外へ出る前に食堂へ立ち寄り、リオが持ち込んだ菓子の籠と、自分の真紅のマントを手にする。
マントを半分程に折って、リオの躰を包んでやった。
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