【FF7 ヴィンセント BL】Halloween Night
第4章 夜明け
「発情期、だからじゃなくて……初めから、あなたに惹かれてた」
少年が続けた言葉に、ヴィンセントは昨夜読んでいた文献の一文を思い出した。
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ヴァンパイアは様々な動物や昆虫を操ることが出来る。
しかし、「白銀の狼」だけはヴァンパイアに操られず、逆にヴァンパイアを狩ることが出来る。
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「……ふ。狩られたのはこちらか」
ふいに笑ったヴィンセントの呟きに、リオは首を傾げた。
「ヴィンセント?」
「さあ、狩ったヴァンパイアに、餌を与えてくれ」
言って口を開き牙を見せると、リオは銀髪を手繰り寄せ、露わになった首筋を差し出した。
end.