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【FF7 ヴィンセント BL】Halloween Night

第3章 trick or treat


そして、ふっと笑った。
「私が、そういう嗜好なのだ。おまえが愛おしくて、…苛めたい」
そう言って向けられた加虐的な笑みに、全身が粟立つ。
「ぼ、ぼ…くは、」
不意に腹を刺すような痛みが襲って、リオは片手で押さえた。
「う、く……」
縋るようにヴィンセントを見ると、
「リオ、私が命じた通りに」
上級眷属の冷ややかな命令に、躰が屈した。
痛む腹から離した手を壁に付き、おずおずと尻を突き出す。
「………っは、」
恐怖と羞恥で涙が溢れた。
「もっとだ。尾を上げろ」
「っ、」
震えながらも、躰は従う。
皓々とした満月の明かりの下、半獣の少年は膨らんだ尾を背につけ、尻の穴を夜気に晒した。
濡れて盛り上がり息づくそこに、黒いプラグが埋まっている。
「は、う……、ゆ、許して…」
「往生際が悪いな」
長い指がプラグのリングを摘み、ぐりり、と回転を加える。
「っあ!」
一瞬だけ生じた隙間から、微かな音を立てて汚水が漏れた。
「や……っ…やだ、やだあ、ヴィンセントさ、」
「ご主人様、と言ってみろ」
「っあ、は、ご……ご主人様、あ、お、お願…」
「羞しい犬だな? リオ、見てほしいんだな?」
ヴィンセントは嬲るようにプラグを通して刺激を与える。
人狼どころかペットの犬扱いをされて、自尊心が砕かれる。
灼けるような排泄欲に、腰が揺れる。
恥ずかしい。
…出したい。
「う、あ、あ、見て…くださ、っい、…ああ、あああ、ご主人様、あ、見てくださ、い、、あ、」
「いいだろう」
「……っ」
ヴィンセントは指に力を入れ、ゆっくりとプラグを引いた。
リオの腰が、排泄の疑似感覚に固まる。

排泄という本能的な快感は感じている筈だが、羞恥心が少年を苛んでいるのだろう。
そう来なくては。
ヴィンセントは口の端を上げた。
プラグに引き摺られ、肛門の内側の粘膜が見えた。鮮やかな赤色。
それはプラグの最も太い部分が体外に出ると、引っ込んだ。
「あ、やっ、やだ、待っ」
栓が抜けそうなのを局部で感じて、リオは思わず引き止めようと肛門を収縮させた。
だが、それは紡錘形のプラグを押し出す結果となった。
にゅっぽ、と卑猥な音を立てて、リオの蕾からプラグが抜かれた。
「あっ」
咄嗟に尻を締めようとするが、本人の力で締めておける段階は疾うに過ぎている。
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