第1章 いちいちギリギリの所で助けにくる人。
男「っち金持ってねぇのかよ。」
『まぁ、そう言う事だ。』
男「まぁ、しゃぁねぇな。」
男達は諦めたのか、ため息をつく。
よしっ!
男「なら、コイツ顔はまぁまぁいいから遊んでやるか?」
『…は?』
男「おら、どっかいこうぜ、」
『いやいやいや、なんでそうなったし。』
男「いいからついてこいっ!ぺったんこっ!」
『な…んなこと言われなくても分かってるよ!ごめんね!ぺったんこで!!!!!』
コイツ~!
私が気にしてる事を~!!
男「っち…女にしては力強いぜ…」
『そりゃね!鍛えられてるっつーの!』
男「でも、男には逆らえねぇな」
グイッ
『わっ!』
男達に引き寄せられ、押し倒される。
『なっ…やめて!』
男「へっ…しょせん女……さぁ、楽しもうぜ、」
男達は私を……
「そんなぺったんこにてぇだしても楽しめるのは俺だけでさァ」
『!?』
男「誰だ!?」
『お、沖田隊長!』
目の前にはめんどくさそうな面をしてる沖田隊長がいた。
男「沖田…?ま、まさか真選組か…ってことはコイツも…」
『いや、気づけよ!?私も隊服来てるけど!?』
沖田「まぁ、わからないも無理もないぜィ、だってどっからどうみてもただのぺったんこの娘だからねェ」
『はぁ!?お前ら私の気にしてる事を!?』
コイツらは私の気にしてる事「ぺったんこ」をどんどんお構い無しに発言してくる。
男「っち、行くぞ!!」
男達は去っていく。
『…ぺったんこって…酷いですよ。』
沖田「ほんとの事でさァ」
『なっ!?いっつも私が気にする事を言うっ!』
沖田「…」
『なんですか!?その無言!?だいたい私は………!?』
沖田隊長は私を抱きしめる。
沖田「無事で良かったでさァ」
『沖田…隊長……』
心臓はドクドクとなる。
緊張する。
…ん?
待てよ、この台詞私さっきも言った気が…
はっ!
この展開、さっきと一緒!?
そ、それはそうね、
今度こそは騙されない!!
沖田隊長の思い通りにはならないですよ!
勝った、完全に勝利!
これで、沖田隊長を……
沖田「誰にも触れせやしないぜィ」
『…!?』