第10章 本当に好きな人。【求婚篇④】
ピーピーピーピー
病院のゆーくんが繋がれてる管に繋がっている機械がなる。
そこには赤い文字で、危険状態、とかかれていた。
『ゆーくん……』
スースーとゆーくんは酸素マスクをしながら苦しそうに眠っていた。
『ゆーくん……ぅ…ぁあ…うあ…』
なぜか、嗚咽と共に涙が溢れる。
昔共に過ごしてきた友人だ。
私の大切な人なんだ。
なのに、自分の手で消してしまうなんて。
『ごめんっ…ごめんなさいっ……ゆ…くん』
私は泣き崩れた。
ただ、私のすすり泣き声と機械音が病室へ響いた。