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いいから早く付き合いなさい。【銀魂】【沖田総悟】

第10章 本当に好きな人。【求婚篇④】


歩美side

ゆーくんが彼女として女の子を私に紹介した時。

なぜ、私がゆーくんの隣にいないのだろうともやもやした気持ちになった。

『その時のもやもやはあの時は私は知らない。』

私は沖田隊長の顔にかかっている血をぬぐった。

『でも、今なら分かる。私がどんな気持ちで、ゆーくんに接してたか。』

沖田「華時……」

ぼそりと沖田隊長は呟いた。
不安で不安で仕方ないと言う顔をしている。

あぁ、沖田隊長でもこんな顔するんだ。

思わず涙が出る。

誰だって不安なんだ。

『ゆーくん…』

雄心「俺の事話てんの?」

ゆーくんは刀を直さない。
私に向ける。

雄心「俺にへの思いを伝えてんのに、ソイツの事見てるの?」

ゆーくんの顔は怒りで満ちていた。

『ゆーくん……』

雄心「結局だよね、俺と歩美はただの幼なじみ。そして、敵。」

ゆーくんははは、と笑った。
その笑う声には力も入ってなかった。

雄心「そして、一方的な片思い。」

『……でもっ』

雄心「今更なんて無理だよ、また仲良くしようよとか綺麗事いうつもりでしょ?」

『っ……』

確かに、私はみんなと仲良くしたい。
攘夷志士とも、こんな喧嘩みないな事やめたい。

でも、それはただの綺麗事にすぎない。

どうしても戦わなければいけない相手だっている。
私は、綺麗事しか求めてない。

時には、汚くならなければいけなかった。

『私の本当に好きな人……』

近藤「…それは、隣にいたいと思った人だよ。」

『!!!』

黙ってた近藤さんが口を開いた。
近藤さんは刀を攘夷志士達に向けた。

近藤「そして、護りたいと思った人だ!!!!!」

近藤さんは攘夷志士の群れへと突っ込む。

『近藤さんっ!!!!!!』

近藤「歩美ちゃんは誰が護りたい!?誰の隣にいたいんだ!!!!!」

私は周りが近藤さんへと次々刀を向けていく攘夷志士を見て考える。
私の周りにはなぜか、攘夷志士がいない。

近藤「俺はっ!!妙さんを護りたい!!!!」

『……私の本当に好きな人…!!』

それは、本当に護りたい人。
それは、隣にずっといたい人!!!

私は刀を抜いた。

『…ゆーくん、ごめんなさい。』

そして、ゆーくんに斬りかかった。
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