第9章 ハッピーハロウィン🎃【番外編】
『ぐはっ!?おひゅたたいひょう!?(沖田隊長!?)』
沖田「……」
前が見えない。
沖田隊長の大きな手しか見えない。
でも、それは逆に安心で、嬉しくて。
私は抵抗するのが疲れたのか、それともうれしいのか。両方の理由で私は抵抗するのをやめた。
その瞬間私の口の中に甘いものが入る。
『おいひい!(おいしい!)』
沖田「それは…良かったでさぁ。」
沖田隊長は私から手を離した。
そこにはちょっと顔が赤い沖田隊長がいた。
いや、なんで顔赤くなってるの!?
そこが謎なんだけど!?
『沖田隊長?なぜ、私の顔を掴んだんですか?』
沖田「お前があまりにもぶす過ぎてヤバかったから隠したでさぁ。」
『なっ…失礼の極みですよ!』
沖田「うるせぇ、屯所に帰るぞ。」
そう言って、沖田隊長は早足で屯所に向かった。
『あ、待って下さいよー!!』