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いいから早く付き合いなさい。【銀魂】【沖田総悟】

第1章 いちいちギリギリの所で助けにくる人。


『…あっ!』

沖田「!?なんでィ!?」

私は公園の高い木を指差した。

沖田「…なんもないぜィ」

『あそこですっ!』

私は木の一番高い細い枝にのっかってる猫を指差した。きっと高くて降りられ無いのだろう。

沖田「なんでィ…大事かと思った…。」

『でも、あの猫ちゃんがっ!』

沖田「おいっ、華時!?」

私は木にのぼる。

沖田「…落ちてもしらねぇーぜィ。」

『お、落ちませんよ…私は小柄だから…』

沖田「…のわりには震えてるぜィ」

怖いです。
とてつもなく怖いです。
私木登りとかなれてないから…
でも猫ちゃんを助けるためには我慢しないとっ!

『猫ちゃん、今すぐ助けるからね!』

「にゃぁ…」

私は震えながらも木にのぼる。

なんとか一番上まで来て、猫ちゃんが手に届く。

『ほら、猫ちゃんこっち…』

言いかけたとたん、猫ちゃんは普通に地面に降りた。

『え、えええええええええええ』

猫ちゃんは私を残して去っていく。

『う、嘘でしょぉぉぉ!?降りられたなら先に言えよぉぉぉおおおお!』

沖田「ブッ…」

沖田隊長が笑いを我慢してるのが分かる。

『沖田隊長っ!!!とにかく助けて下さいよっ!』

沖田「猫…帰っていったぜィ」

『嘘でしょぉぉぉぉぉおおお!』

私はそろそろ体力の限界だった。
腕も足も体全体が震えている。

『た、助けて……』

沖田「嫌でさァ」


『…は?』

沖田隊長がニヤッと悪い笑みを浮かべる。

沖田「ギリギリの所で助けるでさァ」

『…は、え?は?』

沖田「恐怖をギリギリまで味わいな」

も、もしかして…コイツ…

『こ、このクソドS隊長ぅぅぅうううっ!っうわっ!?』

ズルッ!

私は手が滑り木から落ちる。

『ウギャァァァァァア!』

目をつぶる。
あ…もう死んだ……。

終わった……。

こんな高い所から落ちたら人間は完全に死ぬであろう。

さよな……

パシッ

『…え?』

沖田「ったく、落ちるの早すぎでさァ」

沖田隊長の顔が近くにあった。
沖田隊長に助けられた。
沖田隊長は私を抱き抱えていた。

『沖田…隊長…』
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