第7章 大切な人が敵だとしたら【求婚篇②】
そのずば抜けたヤツとは誰なのだろう。
一般人も死亡が確認されている。
とは。
許せない。
『絶対めっためたにしてやんよ!!!』
沖田「うわ、ブーブー言ってるぜぃ」
『沖田隊長っ!!!』
でも沖田隊長のボケ?でちょっと落ち着いた。
1番隊のみんなも落ち着いたの表情。
沖田隊長はそういうところもしっかりしてる。
1番隊は、正面から攘夷志士達に突入。
なんとか戦ってる間に5番隊9番隊と合流。
この3隊で闘い、背後から2番隊10番隊が突入。
この隊に土方さんが入る。
そして隊士の死亡確認数が10名を越えたならば、3番隊6番隊7番隊8番隊が突入。
そこにゴリ…近藤さんが所属する。
そして、4番隊は上からバズーカで補助。
そこに山崎さんが入る。
いける。
絶対いける。
私は刀を握りしめる。
それをみた沖田隊長が
沖田「おい、華時」
『はい。』
沖田「お前は俺と行動しろぃ。」
『えっ!?』
なんで…!?
沖田「俺がいなきゃおめぇひとりで勝手に死ぬだろぃ。」
『……』
沖田「それじゃぁ、行きや…」
プルルルルルルルルル
携帯がなった。
私のじゃなくて沖田隊長のだった。
『沖田隊長、お電話ですよ。』
沖田「分かってまさぁ、へい。」
もしもし、と沖田隊長は電話を耳に当てる。
私も耳を済ます。
近藤「総悟か?」
近藤さんの声だった。
沖田「へい、総悟です、どうしやしたか、近藤さん。」
近藤「この戦闘は引くぞ」
沖田「は?」
『え?』
え?え?どゆこと?
私達なにもまだしてませんよ?
まだなにもしてませんよー?
引くなんて嫌ですよー?
沖田「なんでですかぃ、俺達まだ何もしてないでさぁ?」
沖田隊長が私の思ってることを言う。
そして近藤さんが返事をする。
あり得ない言葉だった。
近藤「トシがやられたぞ」