第6章 別にモテる訳ではない。【求婚篇】
沖田「おい、華時どういうことでさァ」
ドアを潰しながら私を睨む。
『えっ、ちょまっえ!?』
もちろん私も混乱中。
だってまさかの求婚!?!?
『け、けっこんって何のけっこん?』
雄心「結婚だよ、他に何があるの。」
『結婚って…あの?』
雄心「そうだよ、夫婦になるんだよ。あと子供をつく…」
土方「ごっほーーんっ!!!!!」
土方さんが盛大に咳払いをする。
土方「なんで急にそんなんのに来たんだ。他にもいいヤツいるだろ?」
『土方さんなんかフォローになってないです。』
私は土方さんを睨む。
雄心「確かに、歩美より可愛い人だって、優しい人だっているかもしれない。」
『はぁ!?』
コイツ、プロポーズしといて、それはねぇべっ!
雄心「でも、歩美」
ゆーくんは私の頬を優しくなでる。
そして顔を近づける。
雄心「君がいいんだ。」
そして、唇と唇が触れあう。
え、ちょっと待ってェェェェエエエええ!!!
これって!!!
しかも私人生初ですけど!?
えっ土方さんも沖田隊長も見てますよ!?
しかも結構長いし!?
『んっ……っ!』
やっと唇を離してくれた。
『……ゆ、ゆーくん!?』
沖田「コイツ…殺す!!!」
土方「そうごぉぉぉぉぉおおおお」
沖田隊長はお構い無しにゆーくんにバズーカを撃ってしまった。
でも、沖田隊長の目はマジだった。
『沖田隊長っ!?ゆーくん大丈夫…』
雄心「ふー危ない危ない。」
土方「な…」
沖田「……」
普通の人ではよけれるはずがない。
土方さんでも精一杯でよけているはず。
なのに、
普通に余裕でよけている。
こいつ…ただ者ではない
ここにいる全員が思った。
雄心「自分から積極的にできないからって勝手に嫉妬すんのやめてくれる?」
ゆーくんが沖田隊長を睨む。
は?積極的?なんの話???
沖田「うるせぇ、俺は俺の速度ってもんがあるんでさァ」
え?え?
なんの速度!?
沖田隊長はグイッと私を引き寄せる。
沖田「いくぜ、」
『え?』