第5章 はじめての生理ってビビるよね。
『はぁ……』
生理。
女の人が子供を産むための準備。
心の安定がつかめなくなることも。
お腹痛くなることも。
…らしい。
女中の高安さんは 大丈夫よ、病気じゃないからね。 と言い残して、ご飯を作りに行った。
いや、これは怖いしっ!
って布団も真っ赤だったし!
くっそ最悪!!!!!!
…私こんなにイライラする人だっけ。
こ、これも生理のせいなのかも……。
やだな、なんか気持ち悪いな…。
自由に動けない感が半端ねぇぜ。
『はぁ…』
って、生理来るの私遅くない?
そんなものなんかな?
でも、私は17歳。
やっぱり、遅いのかな?
っていうか、私は17歳にしては小柄だし、胸無いし。
ほんとに大人の女性になれるのかなぁ…。
『ほんと最悪~!女やめたい~!!!』
土方「何が女やめたいだ。授かった性別を大切にしろ。」
土方さんが隣で煙草を吸いながら言った。
『うわっ煙草くさっ!』
土方「うるせぇっ!煙草の良さを知らないのか!コノヤロー!」
んもーいいなぁ、呑気で。
…男の人はこんなのに無いからなぁ。
なんかやになっちゃう。
『…いいなぁ、男は。』
土方「は?」
『……なんでもありません。』
なんかちょっとのことでイライラしちゃう。
私が悪いみたいじゃん。
生理のせいなんだからね!!
その瞬間
『っ!?!?』
土方「!?華時、大丈夫か!?」
ひどい激痛が私を襲う。
お腹が痛い。
痛すぎる。
締め付けられるような痛さに私は言葉がでない。
『痛い…痛いよ……っ……』
土方「痛い!?どこがだ!?何か飲んだか、?」
何も知らない土方さんは私の背中をさする。
お願いだから、そっとしてぇぇぇぇえええ!!
『ぐっ……』
土方「大丈夫か!?」
まじで心配そうに見つめる土方さん。
痛いよ……。
その瞬間。
高安「歩美ちゃんっ!大丈夫だからね!」
高安さんが来てくれた。
…助かった…
そこで意識はなくなる。
土方「華時!?」
高安「歩美ちゃんっ!」