第4章 夜はほんとに危ないから。
今度は私の体が死にかけました。
それから2時間後。
『……眠たくなりましたね…。』
沖田「…あぁ。」
もう、11時。
私はそろそろ寝るぐらいの時間であった。
あと9時間。
『…ふぇっくしゅーんっ!!!』
沖田「もっと可愛く出来ねぇのかい。」
『無理ですよ、元がこれなんですから。』
沖田「そうだったな、俺がバカだったぜィ」
『💢💢』
そろそろ冬になる時期。
どんどん寒くなってきた。
沖田「…寒いのかい。」
『大丈夫ですよ、私の体は熱がりなので。』
沖田「別に華時の体質なんて聞いてねェ。」
『……』
いちいちムカつくなぁ。沖田隊長。
でも失敗したな、上着、冬用にすれば良かったなぁ。薄いのにしちゃった。
『失敗失敗』
沖田「は?」
あ、声にでてたかも。
『何でも無いです。』
これからあと9時間。
いや、まじで泣くわ~。
『ふぇっくしゅーんっ!』
あと5時間。
時刻は夜中の3時。
沖田「……ココア買ってくるでさァ」
『あ、ありがとうございます!』
沖田「別にお前にやるとは言ってないでさァ」
『…💢』
なんて意地悪な人何だ。ほんとに。
私がイラついてると
バサッ
『…へ?』
私の背中には沖田隊長の上着がかかってた。
『沖田隊長?』
沖田「…暑いから持っとけ。」
『…ありがとうございます。』
沖田「別にお前のためとか言ってないでさァ」
『……』
そう言って沖田隊長は自動販売機へ向かった。
なんだかんだで優しいんだから。
沖田隊長が自動販売機を探しに行ってる時私はボッチでした。
ヒュゥ~
冷たい風が吹く。
『さっむ。』
でも、この沖田隊長の上着が無かったらもっと寒かったのかも知れない。
『……ありがとうございます…』
ひとりでボソッと言ってから見張りを続ける。
すると、
ガサリ
『!?』
なんと、通報にあった不審者が現れたのであった!
まさかの事態!
沖田隊長もいないから…
ここは私が倒さないとっ!
私は刀を構えた。